離婚では、親権、戸籍、財産分与、養育費、慰謝料、不動産、年金、保険など多くの手続きが必要となるのですが、あまりに数多くの問題があるがばかりに、手続きや問題を蔑ろ（ないがしろ）にしてしまったり、専門外の専門家に相談してしまうことが多くございます。

我々が数多く扱う事案でも、他の専門家では「そんな複雑な事はやったことが無い。」と言われることもしばしばあるほどです。
また、断るならまだしも、にわか知識で手続きを受任され、インターネットの知識程度で手続きを完了させてしまう専門家が多いのは、非常に残念でなりません。

それでは、何故？そもそもの専門家選びで失敗してしまうのでしょうか？

大きな要因の１つに、何の専門家か分からずに相談してしまうということです。

例えば、同じ資格の専門家（弁護士・司法書士・行政書士・税理士）であっても、離婚問題に詳しい事務所とそうでない事務所がございます。
「資格者＝すべて同じ」ということでは無いということです。

次に、離婚問題に詳しいという専門家（弁護士・司法書士・行政書士・税理士）であっても、離婚問題の何に詳しいのかが重要です。

例えば、慰謝料や親権問題であれば弁護士、協議離婚での離婚協議書作成であれば行政書士、不動産問題であれば司法書士など、離婚問題という大枠の中でも、それぞれの手続きでは専門が異なるのです。
つまり「離婚問題に詳しい専門家＝すべて任せて大丈夫」ではないのです。

離婚で揉めている

離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与など相手側と意思が合わず揉めている場合には離婚問題に詳しい弁護士にご相談されるのが良いかと思います。

何故なら、調停や訴訟などの手続きが必要となる場合も少なくなく、手続きを有利に進めるのであれば、法的知識と経験が必要となるためです。

離婚に同意しているが手続きをスムーズに
かつキッチリ取り決めしたい

離婚、親権、養育費、慰謝料、財産分与などお互いに意思の同意があるが、手続きをスムーズかつキッチリ取り決めしたい場合には、離婚問題に詳しい司法書士・行政書士にご相談されるのが良いかと思います。

何故なら、司法書士は司法関係文書の専門家です。また行政書士は行政関係文書の専門家です。
離婚の際に必要な取り決めをキッチリしておくことで、貴方の財産をキッチリガードすることが出来るのです。

これにより、離婚後の生活の不安を少しでも和らげることができ、精神的負担も軽くなるのではないかと思います。