公正証書遺言での相続登記

公正証書遺言での相続登記では相続と遺贈との２種類がございます。遺贈での相続登記の際には通常の相続での登記とは方法が異なるので注意が必要です。
登記の共同申請、前提の住所変更登記（代位申請）、遺言執行者、登記原因、などの問題がございますので、できれば専門家（不動産登記サポートセンター）にご依頼されるのがベストでしょう。

また、気を付けていただきたいのが、早く相続登記の手続きを行った方が良いということです。（公正証書があるからと安心し、のんびり手続きをされる方がいるのですが大間違いです!）

何故なら、法定相続分での登記は、他の相続人でも単独で行えるため、勝手に相続登記をされてしまい、持分だけを第三者（買取屋など）に売られてしまうという事にもなりかねないのです。

また、相続人の一人に借金があり、財産差押えのため、勝手に相続登記をされてしまうこともございます。

そんな「漫画であるような事はないだろう…」と思われる方もいらっしゃいますが、これらは実際に起こっていることなのです。

このような、面倒に巻き込まれる前に、なるべく早く相続登記はするべきでしょう。